Technical Column技術コラム

『特盛りくん』機能紹介② ~スキャンパス機能~

2026.08.17

オフラインティーチングソフト「特盛りくん」でロボット軌道を生成する際に
使用するメイン機能の1つ、「スキャンパス機能」についてご紹介します。

「スキャンパス機能」とは?

金型等ワークを3D撮像して得られた点群データ(STLデータ)※に対して、
肉盛り溶接の軌道を自動生成していく機能
を指します。

この機能最大の特徴はズバリ「開先レス」!
ロボットで自動溶接する前工程としての、工作機械による開先加工が不要になります。

※点群データの取得方法は大別して以下の二通りです。

  1. 実機上のワークをロボットに取り付けたレーザーセンサー(オプション)で
    走査して点群データを取得し、軌道生成にそのまま用いる。
  2. ロボット設備外の任意の3Dスキャナ等を用いて、別途取得済みの点群データを
    「特盛りくん」にインポートして軌道生成に用いる。

軌道生成仕様について

まず「点群高度差分」メニューを用いた場合、
点群データと別途インポートする3DCADモデル(stp形式等)との差分
ビード生成を行うことが可能です。

tengundata.png 3dmodel.png
点群データイメージ(開先) 3Dモデル(完成形状)
sabunseisou1.gif
差分への積層

また、3Dモデルを用いない方法では、点群データ上の指定した溶接エリアに、
積層方向と盛り量を指定することで、軌道生成することもできます。

「スキャンパス機能」のソフトオペレーション上の特徴

ベースになるデータが点群である、つまり「面」という概念がないために、
「溶接面」の選択においては、より自由度の高い任意の範囲指定が可能となっています。
言い替えれば、ソフトオペレーションする方によって
範囲指定の結果が変わる可能性が高くなります。

「特盛りくん」操作動画A
(「肉盛りくん」実機オプションのレーザーセンサーによる撮像データ処理等)

「特盛りくん」操作動画B
(「点群高度差分」メニューを用いた、3Dモデルとの差分積層)

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